軽くて暖かいパシュミナの原毛
以前、パシュンの毛の採取を容易にするため、人里離れた高地にしか生息していないパシュンをカシミールの州都シュリーナガルに連れて来て飼育する試みがありました。
ところが、標高1600メートル程度しかないシュリーナガルに連れて来られたパシュンの毛は以前よりも粗雑になり、その年はパシュミナの原料となる良質な毛が採取できなかったのです。
そのためパシュンを再び高地に戻したところ、その翌年から以前と同程度の良質な毛が採取されるようになったということです。
このようにパシュミナは、標高の高い極寒の地に住んでいるパシュンだけに与えられた、軽くて暖かい特別な毛なのです。



